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タグラグビーニュース
 サントリーカップ第8回全国小学生タグラグビー選手権大会 決勝大会レポート
(2日目・決勝トーナメント)
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■大会2日目 決勝トーナメント

決勝大会2日目・18日(日)は、ラグビー選手の中でも選ばれた者だけが立てる国立競技場での決勝トーナメント2回戦以上とエキシビションマッチが行われました。前日のA・B・C・Dの各プール戦の結果から、2グループに分かれ、それからさらに勝敗で4グループに分かれ、1位がカップトーナメント、2位がプレートトーナメント、3位がボウルトーナメント、4位がシールドトーナメントに分かれ、各トーナメントでの優勝を目指して試合が行われました。

◎カップトーナメント 試合結果
優勝
中国ブロック代表 山口市立良城小学校「ホワイトダイヤモンズ」
準優勝
東京ブロック代表 八王子市立七国小学校「七国スピリッツ」
第三位(順不同)
南関東ブロック代表 「sstc Bee’s-eight 横浜」
北関東ブロック代表 宇都宮市立新田小学校「新田ウォーリアーズ」

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カップ決勝戦

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カップ優勝チーム

観戦コメント
カップトーナメントの準決勝は、東京ブロック代表 八王子市立七国小学校「七国スピリッツ」と北関東ブロック代表 宇都宮市立新田小学校「新田ウォーリアーズ」の対戦でした。カップトーナメント戦にふさわしく、両チームの組織的なプレーが数多く見られ、突破力と早いディフェンスで若干上回った「七国スピリッツ」が7対4で勝ち上がりました。もう一方側の準決勝は,中国ブロック代表 山口市立良城小学校「ホワイトダイヤモンズ」と南関東ブロック代表「sstc Bee’s-eight 横浜」の対決でした。両チームとも堅実なディフェンスと確実なボールつなぎで攻め、ミスの少なかった「ホワイトダイヤモンズ」が4対3で勝ち上がりました。
カップトーナメント決勝は、二連覇を狙う「ホワイトダイヤモンズ」と初優勝を目指す「七国スピリッツ」の戦いとなりました。両チームとも激戦を勝ち抜いてきた攻守共に優れたチームだけに、お互いにディフェンス突破をするためのスペースを作り出す組織プレーや素早いパスワークとサインプレーの連続攻撃で、高いレベルの試合となりました。しかし、二連覇を狙う「良城小ホワイトダイヤモンズ」が経験を活かした確実なボール繋ぎ、ゆとりを持ったプレーを見せ、6対3で見事に第8回大会のカップトーナメント戦の優勝を勝ち取り、二連覇を達成しました。

◎プレートトーナメント 試合結果
優勝
九州ブロック代表1 臼杵市立市浜小学校「市浜デンジャラス」
準優勝
九州ブロック代表3 日田市立大野小学校「大野ゴリラーズ」
第三位(順不同)
九州ブロック代表2 久留米市立柴刈小学校「柴刈 BLACK ファルコン」
近畿ブロック代表1 京都市立勧修小学校「リトルブラックス」

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プレート優勝チーム

観戦コメント
プレートトーナメントの準決勝は、九州ブロック代表2 久留米市立柴刈小学校「柴刈 BLACK ファルコン」と九州ブロック代表1 臼杵市立市浜小学校「市浜デンジャラス」との九州同士の対決となりました。両チーム共にスピードがあり、繋いでいくパスで点数を取り合いましたが、僅かにボールつなぎがうまい「市浜デンジャラス」が3対2で勝ち上がりました。もう一方側の準決勝は、近畿ブロック代表1 京都市立勧修小学校「リトルブラックス」と九州ブロック代表3 日田市立大野小学校「大野ゴリラーズ」の対決でした。両チーム共に試合前の全員でのかけ声から、元気一杯のすばらしいチームワークを感じました。また、お互いのディフェンスが、この大会の中で一番良いと思えるぐらい組織的に行なわれ、どちらが勝ってもおかしくない試合となりましたが、「大野ゴリラーズ」が2対1のわずか1点差で勝ち上がりました。
プレートトーナメント決勝は、九州同士の戦いで「市浜デンジャラス」と「大野ゴリラーズ」の対戦となりました。両チーム共にしっかりとした組織プレーを見せ、走っている選手のタグを取ったりスペースへ切り込んだりと、どちらが優勝してもおかしくない試合でした。しかし、組織ディフェンスと正確なパスで確実にボールをつないだ「市浜デンジャラス」が、8対2で見事に第8回大会のプレートトーナメント戦の優勝を勝ち取りました。

◎ボウルトーナメント 試合結果
優勝
沖縄ブロック代表 恩納村立仲泊小学校「仲泊TRC」
準優勝
近畿ブロック代表2 京都市立梅津北小学校「梅★」
第三位(順不同)
東北ブロック代表 紫波町立赤石小学校「赤石 RED CARLOS」
北陸ブロック代表 魚津市立吉島小学校「吉島SP-11」

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ボウル決勝戦

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ボウル優勝チーム

観戦コメント
ボウルトーナメントの準決勝は、東北ブロック代表紫波町立赤石小学校「赤石 RED CARLOS」と沖縄ブロック代表恩納村立仲泊小学校「仲泊TRC」でした。試合は、両チーム共に見事なサインプレーを駆使するなど個々の選手のレベルが高く、多彩なステップと見事なパスを何回も見せてくれました。どちらも得点力があるので点数の取り合いになり、若干パスを正確につなげた恩納村立仲泊小学校「仲泊TRC」が5対4で勝ち上がりました。もう一方側の準決勝は、近畿ブロック代表2 京都市立梅津北小学校「梅★」と北陸ブロック代表魚津市立吉島小学校「吉島SP-11」との試合となりました。両チーム共に正確なタグ取りを数多く見せてくれ、組織的なプレーの完成度が高い「梅★」が3対1で勝ち上がりました。
ボウルトーナメント決勝は、「仲泊TRC」と「梅★」の対戦となり、最初は両チームとも組織的な攻撃をしたり確実なディフェンスでタグを取ったりと、どちらが勝つか分かりませんでしたが、次第に「仲泊TRC」が正確なパスでボールをつないで着実に点数を重ねていき、5対2で見事に第8回大会のボウルトーナメント戦の優勝を勝ち取りました。

◎シールドトーナメント 試合結果
優勝
東海ブロック代表 関市立桜ヶ丘小学校「桜6 SSS」
準優勝
中関東ブロック代表 水戸市立千波小学校「千波小タグラグビー部」
第三位(順不同)
北海道ブロック代表 富良野市立富良野小学校「富良野へそタグズ」
四国ブロック代表 香川大学教育学部附属高松小学校「附高ブラックシューズ」

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シールド優勝チーム

観戦コメント
シールドトーナメントの準決勝は、東海ブロック代表 関市立桜ヶ丘小学校「桜6 SSS」と北海道ブロック代表 富良野市立富良野小学校「富良野へそタグズ」の試合でした。「桜6 SSS」は、巧みなステップと見事な走りを数多く見せてくれました。ほとんどの練習を体育館でしかできなかった「富良野へそタグズ」は、見事なつなぐパスを至るところで見せてくれました。試合はとても厳しい展開となり、「桜6 SSS」が7対2で決勝へ勝ち上がりました。もう一方側の準決勝は、中関東ブロック代表 水戸市立千波小学校「千波小タグラグビー部」と四国ブロック代表香川大学教育学部附属高松小学校「附高ブラックシューズ」でした。両チーム共に攻撃力があり、華麗なステップワークとパスのつなぎで得点を重ねました。また、ディフェンスでは速い出足でタグを取りに行き、すぐに攻守交代を繰り返していました。最終的には、スペースを見つけてパスをつなぐ回数の多かった「千波小タグラグビー部」が7対6で勝ち上がりました。
シールドトーナメント決勝は、「桜6 SSS」と「千波小タグラグビー部」の戦いとなりました。「桜6 SSS」は、ボールを持っている選手にあっという間に近づき、素速くタグを取る見事なディフェンスを数多く見せてくれ、相手の前進を阻んでいました。「千波小タグラグビー部」は、攻撃ですばらしいタイミングでパスをつなぎ、トライを取っていましたが、時間が経つにつれてディフェンス力の高い「桜6 SSS」が着実に点数を重ね、6対3で見事に第8回大会のシールドトーナメント戦の優勝を勝ち取りました。

■表彰式

大会2日目の国立競技場、勝者を称えるカップトーナメント戦の表彰式では、財団法人日本ラグビーフットボール協会 森 喜朗 会長より、各選手に表彰状と心温まるねぎらいの言葉が掛けられました。特別協賛のサントリービジネスエキスパート株式会社 副社長
神谷 有二 様より、見事二連覇を成し遂げた優勝チームの中国ブロック代表 山口市立良城小学校「ホワイトダイヤモンズ」に、サントリーカップと金メダルが贈られたほか、準優勝の東京ブロック代表 八王子市立七国小学校「七国スピリッツ」には銀メダル、プレート・ボウル・シールドトーナメントの各優勝チームには銅メダルが授与され、あたたかい祝福の言葉がかけられました。また、カップトーナメント優勝の「良城小ホワイトダイヤモンズ」にはチャンピオンバックが、準優勝の「七国スピリッツ」にはエナメルシューズバックが、サントリーラグビー部サンゴリアス部長 中江 嘉宏 様より贈呈されました。

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カップ表彰式 石塚賞

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表彰式

また、元日本代表で長年タグラグビーの普及に貢献された石塚武生氏を偲んでの「石塚賞」は、会場での気持ちのよい挨拶や態度、試合中のフェアープレー、監督コーチの態度などから総合的に素晴らしいチームということで、九州ブロック代表2 久留米市立柴刈小学校「柴刈 BLACK ファルコン」が受賞しました。授賞式では、故石塚氏と長年親交の深かった、元日本代表の上田昭夫氏より表彰盾が授与されました。

今回は昨年度までと違って特別に東日本大震災で甚大被災地となった宮城県・岩手県・福島県の出場チームに対して「フレンドシップ枠」を設け、エキシビションマッチという形で参加していただきました。わずか2日間の大会期間中でしたが、試合はもちろんのこと、宿泊施設や大会会場などで全国から集まった同じ年代の選手間で心のつながりができたのではないかと考えます。そして、タグラグビーを通してできた絆を大切に、それぞれの地で心身ともに大きく成長していってほしいと思います。
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フレンドシップ枠の選手たち

全国の子ども達が夢にまで見る秩父宮ラグビー場と国立競技場での大会で、勝者も敗者もノーサイドの精神を発揮し、たくさんの友だちを全国に作ることができました。平成23年度の全国大会も幕を閉じましたが、次代を担う子ども達が、4年後に迫るリオデジャネイロオリンピックから正式競技に加わった男・女7人制ラグビーや、7年後に迫るラグビーワールドカップ日本開催での選手になってくれる夢を持てる大会になったと確信します。来年度もさらに多くの小学校からのチーム参加を期待したいと思います。

この大会は、後援の文部科学省、特別協賛のサントリーホールディングス株式会社をはじめ、その他数多くの皆さま方と拓殖大学ラグビー部のサポートで大会運営ができましたたことに心から感謝の意を表したいと思います。ありがとうございました。最後になりましたが、東日本大震災によって被害を受けられた皆さまに、心からお見舞い申し上げ、皆さまの安全と共に、一日も早い復旧復興を心よりお祈り申し上げます。

(大会競技副委員長 三原一樹)


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集合写真

(2012.4.13)
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