今年で第１６回を迎えた「全国小学生タグラグビー選手権大会」京都府予選は、昨年同様にVIVAオリックスグループ様の協賛を得て、開催することになりました。参加校数３４校、６７チーム、チャレンジリーグの参加人数と合わせて参加人数は５３６名となりました。１日目（１１月２３日）に、京都府予選リーグとチャレンジリーグを並行して行い、２日目（１１月３０日）は、予選リーグを勝ち抜いた１６チームとチャレンジリーグを並行して行いました。

初出場としては、京田辺市立草内小学校、京都市立山之内小学校、京都市立岩倉北小学校の３小学校が参加しました。開会式には、京都府ラグビーフットボール協会則包両副会長・吉田副会長、両名に御出席いただき、仲間と力を合わせてあきらめず、ノーサイドの一瞬まで全力を出し切ってほしいとエールをいただきました。開会式の後、早速予選リーグ・チャレンジリーグが行われました。昨年から、人工芝に生まれ変わった吉祥院運動公園を５００人以上の選手たちが駆け回っていました。普段は、学校の運動場で練習や試合を行っている選手らにとっては、なかなか経験できない人工芝のグラウンドで、全力を尽くしてプレーする姿が見られました。

２日目は、場所を宝が池球技場に移してベスト１６のチームが、さらに抽選を行った後、４つのリーグに分かれて決勝リーグを行いました。決勝リーグでは、予選の雰囲気にも増して白熱した試合が繰り広げられ、会場もさらなる盛り上がりを見せました。決勝リーグで上位１・２位に残ったチームがベスト８として決勝トーナメントを行い、近畿大会出場をかけて戦いました。

準決勝には池田東小学校と音羽小学校、藤城小学校と朱雀第一小学校が勝ち進みました。池田東小学校VS音羽小学校は、前半なかなか得点が動きませんでした。しかし、後半春のチャンピオンチーム試合巧者の池田東小学校が粘る音羽小学校を引き離し試合が決着しました。一方、藤城小学校VS朱雀第一小学校は終始、藤城小学校ペースで試合が進み、朱雀第一小学校に付け入るすきを与えず、決勝戦に進みました。３位決定戦ではお互い高速ランナー擁する、音羽小学校VS朱雀第一小学校の試合となりました。ここぞの所で反則やミスで流れをつかめない両チームでしたが、地力に勝った音羽小学校が勝利しました。

決勝戦では、池田東小学校VS藤城小学校と春の決勝の再戦となりました。デコイランナーを使いながら空いたスペースボールを運ぶという戦術の似たチーム同士の再戦は、息つく間もない試合展開となりました。しかし、勝負所でねばり、試合の流れをつかんだ池田東小学校が勝利し優勝となりました。

今年は池田東小学校・音羽小学校という強豪・古豪チームに、藤城小学校という新興勢力チームが挑むという大会になりました。また、６７チーム・５３６名の魂と熱は吉祥院運動公園と宝が池球技場に確かに存在し見るもの全ての胸を熱くしてくれました。３小学校にはこれらの京都府の代表校として１月に開催される近畿ブロック大会で力を発揮してほしいと願っています。

◎優勝：京都市立池田東小学校Ａ

◎準優勝：京都市立藤城小学校Ａ

◎３位：京都市立音羽小学校Ａ