TAG RUGBY
CONTENTS
ニュース
タグラグビーって?
やってみよう!
大会情報
参加申し込み
指導者の方へ
タグラグビートップ|ニュース
ニュース NEWS
タグラグビーニュース
 サントリーカップ第7回全国小学生タグラグビー選手権大会 決勝大会レポート
(2日目・決勝トーナメント)
第1日目はこちら
■大会2日目 決勝トーナメント

決勝大会2日目・27日(日)の決勝トーナメント戦は、前日のA・B・C・Dの各プール戦の結果から、1位がカップトーナメント、2位がプレートトーナメント、3位がボウルトーナメント、4位がシールドトーナメントに分かれ、各トーナメントでの優勝を目指し試合が行われました。

◎カップトーナメント(各プール1位チーム)試合結果
優勝
中国ブロック代表 山口市立良城小学校「良城小ホワイトダイヤモンズ」
準優勝
東京ブロック代表 稲城市立若葉台小学校「若葉台Dreams」
第三位(順不同)
東海ブロック代表 磐田市立東部小学校「磐田市立東部小学校」
近畿ブロック代表2 京都市立勧修小学校「勧修小学校リトルブラックス」

ニュース写真

カップトーナメントの1回戦は、中国ブロック代表の山口市立良城小学校「良城小ホワイトダイヤモンズ」と東海ブロック代表の磐田市立東部小学校「磐田市立東部小学校」の対戦でした。カップトーナメント戦にふさわしい両チームの組織的なプレーでの点数の取り合いとなり、若干パスワークの上手い「良城小ホワイトダイヤモンズ」が8対6で勝ち上がりました。もう一方側の1回戦は、近畿ブロック代表の京都市立勧修小学校「勧修小学校リトルブラックス」と東京ブロック代表の稲城市立若葉台小学校「若葉台Dreams」の対決でした。両チームとも確実なボールつなぎで攻めましたが、堅実なディフェンスで互いに点数が入らず、ミスの少なかった「若葉台Dreams」が5対3で勝ち上がりました。

カップトーナメント決勝は、「良城小ホワイトダイヤモンズ」と「若葉台Dreams」の戦いとなり、両チームとも最初から素早いパスワークと組織的なサインプレーの連続攻撃をしたり、選手一人ひとりのレベルの高い多彩なステップワークを見せたり、また両チームの確実なディフェンスでタグを取り合い、どちらが優勝してもおかしくない感じでしたが、「良城小ホワイトダイヤモンズ」が確実なボール繋ぎを見せ、3対1で見事に第7回大会のカップトーナメント戦の優勝を勝ち取りました。

◎プレートトーナメント(各プール2位チーム)試合結果
優勝
近畿ブロック代表1 京都市立春日野小学校「春日野小ATハンズボンズ」
準優勝
九州ブロック代表3 臼杵市立市浜小学校「市浜デンジャラス」
第三位(順不同)
南関東ブロック代表 茅ヶ崎市立香川小学校「茅ヶ崎ブルーフェニックス」
東北ブロック代表 気仙沼市立鹿折小学校「鹿折レッズ」

ニュース写真

プレートトーナメントの1回戦は、九州ブロック代表の臼杵市立市浜小学校「市浜デンジャラス」と南関東ブロック代表の茅ヶ崎市立香川小学校「茅ヶ崎ブルーフェニックス」との対決は、両チーム共にスピードあるラン&パスで点数を取り合いましたが、女子の多い「市浜デンジャラス」がタグ後のボールつなぎが若干良く7対5で、1回戦を勝ち上がりました。 もう一方側の1回戦は、東北ブロック代表の気仙沼市立鹿折小学校「鹿折レッズ」と近畿ブロック代表の京都市立春日野小学校「春日野小ATハンズボンズ」の対決でした。両チーム共に元気一杯で、とてもすばらしいパスワークとステップワークで点数の取り合いとなるシーソーゲームで延長となり、どちらが勝ってもおかしくない試合となりましたが、11対10の1点差で「春日野小ATハンズボンズ」が勝ち上がりました。

プレートトーナメント決勝は、臼杵市立市浜小学校「市浜デンジャラス」と京都市立春日野小学校「春日野小ATハンズボンズ」の戦いとなり、両チームとも多彩な攻撃をしたり、確実なディフェンスでタグを取ったりと、最後まで優勝はどちらがしてもおかしくない試合でした。しかし、「春日野小ATハンズボンズ」が正確なパスで確実にボールを繋ぎ、5対3で見事に第7回大会のプレートトーナメント戦の優勝を勝ち取りました。

◎ボウルトーナメント(各プール3位チーム)試合結果
優勝
九州ブロック代表2 久留米市立柴刈小学校「柴刈BLACKファルコン」
準優勝
沖縄ブロック代表 恩納村立仲泊小学校「仲泊TRC」
第三位(順不同)
北海道ブロック代表 富良野市立富良野小学校「富良野へそタグズ」
九州ブロック代表1 熊本市立東町小学校「東町小イーストタウンドリームス」

ニュース写真

ボウルトーナメントの1回戦は、北海道ブロック代表の富良野市立富良野小学校「富良野へそタグズ」と沖縄ブロック代表の恩納村立仲泊小学校「仲泊TRC」でした。試合は、両チーム共に個々の選手のレベルが高く、多彩なステップと見事なパスを見せてくれました。両チーム共に確実なディフェンスだったので点数の取り合いにならず、若干正確に繋いでいく恩納村立仲泊小学校「仲泊TRC」が、4対2で1回戦を勝ち上がりました。もう一方側の1回戦は、九州ブロック代表の久留米市立柴刈小学校「柴刈BLACKファルコン」と九州ブロック代表の熊本市立東町小学校「東町イーストタウンドリームス」との試合となり、九州ブロック大会の決勝と同じカードとなりました。九州大会では多彩なプレーを見せた東町イーストタウンドリームスでしたが、攻守の組織的なプレーでの完成度の高い「柴刈BLACKファルコン」が6対4で勝ち上がりました。

ボウルトーナメント決勝は、恩納村立仲泊小学校「仲泊TRC」と久留米市立柴刈小学校「柴刈BLACKファルコン」の九州チーム同志での戦いとなりました。最初は両チームとも組織的な攻撃をしたり、確実なディフェンスでタグを取ったりと、どちらが勝つか分かりませんでしたが、「柴刈BLACKファルコン」が徐々に正確なパスでボールを繋ぎ、着実に点数を重ねていき、9対2で見事に第7回大会のボウルトーナメント戦の優勝を勝ち取りました。

◎シールドトーナメント(各プール4位チーム)試合結果
優勝
北陸ブロック代表 魚津市立吉島・道下小学校「吉島SP10」
準優勝
四国ブロック代表 吉野川市立川田西小学校「川田西小レッドフェニックス」
第三位(順不同)
中関東ブロック代表 行田市立下忍小学校「下忍小サムライ・フォックス」
北関東ブロック代表 新潟・五泉小学校連合「新津リバーズエイト」

ニュース写真

シールドトーナメントの1回戦は、中関東ブロック代表の行田市立下忍小学校「下忍小サムライ・フォックス」と北陸ブロック代表の魚津市立吉島・道下小学校「吉島SP10」でした。試合は、両チーム共での点数の取り合いとなり、巧みなステップと見事な走りを数多く見せてくれました。とても厳しい試合を制した魚津市立吉島・道下小学校「吉島SP10」が、9対7で1回戦を勝ち上がりました。もう一方側の1回戦は、四国ブロック代表の吉野川市立川田西小学校「川田西小レッドフェニックス」と北関東ブロック代表の新潟・五泉小学校連合「新津リバーズエイト」でした。両チーム共にディフェンスでは速い出足でタグを取りに行き、大きな声でタグのコールをしていました。また、各選手のスキルレベルが高かったです。最終的にはチェンジオブペースでの多彩な攻撃を若干多く見せた「川田西小レッドフェニックス」が5対4で勝ち上がりました。

シールドトーナメント決勝は、魚津市立吉島・道下小学校「吉島SP10」と吉野川市立川田西小学校「川田西小レッドフェニックス」の戦いとなりました。両チーム共に確実なディフェンスでタグを取り相手チームの前進を阻んでいました。また、攻撃でもすばらしいタイミングでパスを出しトライを重ねていきました。時間が経つにつれてミスの少ない「吉島SP10」が着実に点数を重ね、8対5で見事に第7回大会のシールドトーナメント戦の優勝を勝ち取りました。

■表彰式

ニュース写真 ニュース写真

勝者を称えるカップトーナメント戦の表彰式では、財団法人日本ラグビーフットボール協会・森喜朗会長より、各選手に表彰状と心温まるねぎらいの言葉が掛けられました。特別協賛のサントリーホールディングス株式会社からは、有竹一智常務取締役より、優勝チームの中国ブロック代表の山口市立良城小学校「良城小ホワイトダイヤモンズ」に、サントリーカップと金メダルが贈られたほか、準優勝の東京ブロック代表の稲城市立若葉台小学校「若葉台Dreams」には銀メダル、プレート・ボウル・シールドトーナメントの各優勝チームには銅メダルが授与され、あたたかい祝福の言葉がかけられました。また、カップトーナメント優勝の「良城小ホワイトダイヤモンズ」にはチャンピオンバッグが、準優勝の「若葉台Dreams」には記念のシューズバッグが、サントリーサンゴリアス夏山真也部長より贈呈されました。

また、昨年に引き続き、元日本代表で長年タグラグビーの普及に貢献された石塚氏を偲んでの「石塚賞」を、富良野市立富良野小学校「富良野へそタグズ」が受賞しました。授賞式では、故石塚氏と長年親交の深かった、同じく元日本代表の上田昭夫氏より、表彰盾が授与されました。「富良野へそタグズ」は、試合以外でも笑顔で礼儀正しくまわりの人に接し、また試合中でもタグの受け渡しを丁寧にし、フェアープレーで気持ちの良いチームであると総合的に判断され受賞されました。

今大会は、昨年度と違って天候に恵まれ、グラウンドコンディションも良く、多彩な組織プレーや巧みなパスが数多く見られました。また、この大会は、全国の子ども達が夢にまで見る秩父宮ラグビー場での大会で、勝者も敗者もノーサイドの精神で、たくさんの友だちを全国に作ることができる大会でした。平成22年度の全国大会も幕を閉じましたが、次代を担う子ども達が、2019年のワールドカップ日本開催や2016年のリオデジャネイロオリンピックより競技に加わった男・女7人制ラグビーでの選手になれる夢を持てる大会になったと確信します。また、来年度からは小学校の新学習指導要領が完全実施され、タグラグビーが取り扱うことができるので、さらに多くの小学校からチーム参加をお願いしたいと思います。

この大会は,特別協賛のサントリーホールディングス株式会社をはじめ、他数多くの皆さま方と拓殖大学ラグビー部のサポートで大会運営ができていることに心から感謝の意を込めたいと思います。本当にありがとうございます。

この度の東北地方太平洋沖地震によって、被害を受けられた皆さまに、心からお見舞い申し上げ、皆さまの安全と共に、一日も早い復旧復興を心からお祈り申し上げます。

(大会競技副委員長 三原一樹)


ニュース写真

(2011.3.22)
このページのトップへ




サイトのご利用について
財団法人日本ラグビーフットボール協会 Copyright 2004 Japan Rugby Football Union. All rights reserved.


ホーム サイトマップ リンク お問い合わせ