近畿ブロック大会が開催されました!
1月20日、大阪鶴見緑地球技場で行われた「第15回全国小学生タグラグビー選手権大会」近畿ブロック大会。近畿2府4県から16チームが集まって熱戦が繰り広げられた。雨により開始時刻を1時間遅らせたこともあり、予選プールは5分ハーフに短縮して実施。A~Dの4プールに分かれて決勝トーナメント進出をかけ対戦した。
予選プール一番の注目は、昨年度近畿ブロックから決勝大会に出場した山田と池田東の対戦。抽選により同じプールに入り、予選1試合目から激突。お互いに洗練された守備が目立ち3対2というロースコアのゲームとなったが、山田が逃げ切り勝利。予選プール1位となった。その他のプールでは奈良県勢の3チームが全勝で1位通過で決勝トーナメント進出を決めた。
午後からの決勝トーナメント1回戦準々決勝は、予選プール1位と2位の対戦。決勝大会出場に向け負けられない戦い。一番の熱戦は奈良県第3代表都跡対京都第1代表梅津北。梅津北がスピードあふれる攻撃で先制するも、都跡も多彩なサインプレーで追いつき逆転。ノーサイド直前までとってとられての手に汗握る接戦であったが、終了間際都跡が早いパス回しで梅津北のディフェンスを崩し決勝のトライを決め、ノーサイド。1点差で逃げ切った。結果、奈良県勢3チームがベスト4に残るという奈良旋風が巻き起こった。
決勝大会がかかる準決勝では、昨年優勝の山田対都跡、奈良県同士となった天理前栽対済南の戦いとなった。どちらのゲームも選手達の素晴らしいプレーが会場全体をわかしたが、山田タグスピリッツと済南タグAがそれぞれ熱戦を制し見事決勝大会出場を決めた。試合後にお互いに握手をし、お互いの健闘をたたえ合う選手達の姿は、勝ち負けつけがたい素晴らしい姿であり、会場からも大きな拍手が湧き上がった。
決勝は山田対済南。どちらも一歩も譲らない白熱した展開。山田の早いパス回し、済南の縦に突破するスピードがぶつかり合い、14分の戦いを終えた時点のスコアは8対8。両チーム優勝となった。山田は3年連続、済南は2年ぶりの全国出場を決めた。結果以上に、試合後、両チームの選手や監督が互いをたたえ合う姿、両チームとも非常に礼儀正しく、深々と頭を下げ挨拶をする姿は素晴らしく、タグの強さだけではない、タグを通して人として成長する素晴らしさを教えてくれたように感じた。両チームには決勝大会でも全国のタグラガーの手本となる振る舞いとプレーで活躍してもらいたい。
最後に、大会に関わっていただいたすべての方々に感謝し、近畿ブロックの報告とさせていただきます。