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サントリーカップ 中国ブロック大会が開催されました! |
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4〜5日前から、16日頃にこの冬一番の寒波が来襲するとの気象情報がニュースで流れ、1月16日大会当日、くしくも気象予報が的中。広島市西区にあるコカ・コーラウエスト広島総合グランドラグビー場の天然芝も、うっすらと白いグランドに変貌しました。大会の実施は午後からでしたが、中国地方が大雪の影響で高速道路の全面・一部不通の影響から、集合時間になっても半数のチームが遅れるとの連絡があり、開催できるか危惧しましたが、予定時間より約30分遅れで全チームが集合したのが11時15分頃。予断を許さない気象状況なので、試合を優先して大会を早く終わらせ、早めに帰路につけるよう、急遽、開会式を中止することを合意しました。
試合開始前、役員の協力で除雪し、緑の鮮やかな芝を出現させ、試合ができる状態を作り上げました。相変わらず、雪は断続的に降っており、冷たい中での予選プール戦を開始しました。
中国5県からそれぞれの代表2チームが2つのブロックに分かれ、同じ県同士がプール戦で当たらないよう配慮した組み合わせで熱戦がキックオフされました。各県の代表チームらしく第一試合からスピードにのったプレー、クロス、ダミー等のサインプレーも随所に見られました。そんな選手たちの真剣なプレーにスタンドの応援もヒートアップしました。トライが決まれば大歓声、サインプレーが失敗すれば大きなため息が聞こえました。寒さも吹き飛ぶ熱気あふれるラグビー場と化しました。
それぞれ2試合したプール戦の結果、上位3チームが決勝トーナメントに進出しました。決勝トーナメントでも、ハイスピード、ハイスキルのプレーが繰り広げられました。その結果、決勝戦は山口・良城小学校と岡山・芳明小学校の対戦となりました。一進一退の攻防が展開され、4対3の僅差で山口・良城小学校が3連覇しました。山口・良城小学校は全国大会で、2年連続2位の戦績を残しており、中国ブロック代表として第7回大会でも活躍を期待します。
今大会、スピードがあり早い展開ラグビーで見ごたえのあるプレーが観られましたが、ハイスピードゆえに強引に狭いディフェンスの間を抜けようとする等の接触の場面が多々見られたことは残念でした。
山陰のチームは、地元が吹雪いており、交通に影響が出る恐れが予想されるとの連絡がはいり、やむなく敗退したチームから早々に帰路についてもらい、流れ解散としました。
雪が降り、気温が上がらない、冷たい過酷な条件の中、6回も笛を吹いた小生でも身体が温まることがありませんでした。そんな厳しい中での大会でしたが、選手、応援者、役員の協力により、けが人を出すことなく無事大会が終了できてホッとしました。
参加した、ある小学校の先生が『優勝できなかったが、男女の差がなく、楽しくできるタグの普及の輪を拡げていきたい』とおっしゃった言葉が印象に残り、小学校現場での先生つながりのタグの輪が出来つつあることを感じるとともに、普及育成者としても後押しできればと思いました。
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優勝チーム 良城小学校ホワイトダイヤモンズ |
準優勝チーム
岡山市立芳明小学校 |
<参加チーム>
10チーム 良城小ホワイトダイヤモンズ(山口市立良城小学校)、明倫TRC(長門市立明倫小学校)(山口県代表)
出雲市立高松小学校、美郷町立大和小学校(島根県代表)
鳥取市立上灘小学校、琴浦町立八橋小学校(鳥取県代表)
岡山市立桃丘小学校、岡山市立芳明小学校(岡山県代表)
広島ホワイトレッズ(広島市・広島少年ラグビースクール)、彩が丘スターズ(広島市立彩が丘小学校)(広島県代表)
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(2011.1.24) |
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