タグラグビートップ｜ニュース 　サントリーカップ　大分県予選が開催されました！ １２月６日、前日までの小春日和がうそのような寒波に加え、時折雪が降るという厳しい天候のなかで、第５回サントリーカップ大分県予選は行われました。参加チーム数は初出場の５チームを含め１２チームでした。 午前中は３チームずつ４つのブロックに分けての予選リーグを行い、午後は予選リーグの順位によって組み合わせを決めた決勝トーナメントを行いました。 決勝は、昨年度と同カードの臼杵市 市浜小（市浜デンジャラス）と大分市 豊府小（豊府ＴＲＦＣブラックボルトズ）の対戦となりました。前半は１つずつトライを取り合う拮抗した試合となりました。後半も緊張感のあるスリリングな試合展開でした。練習試合を重ね、互いの手の内を知り尽くしたチーム同士の対戦で、ちょっとしたプレーが勝敗を左右するハラハラドキドキのゲームでした。チームワークはどちらもよく、まとまりのある両チームでしたが、パスワーク、ランニングスキルで若干上回った市浜デンジャラスが試合を制し、２年ぶりの優勝を果たしました。豊府ＴＲＦＣブラックボルトズも、スピードあるランニングとタイミングよく縦にでる攻撃で果敢に攻めていきましたが、惜しくも２位となりました。 初出場となった豊後高田市のトライ真玉と真玉ファイヤーズ、玖珠町の八幡小Ａチームと八幡小Ｂチーム、大分市のアクアホップ雄城台の５チームは上位進出とはなりませんでしたが、最後まで試合をあきらめず、元気よく声を出しながらプレーしていました。なかなかトライが取れずに泣きそうになっている仲間を励ましながらひたむきにボールを追いかけていました。やっと取れた１つのトライに大喜びしている姿が印象的でした。試合である以上、勝つことも大事ですが、みんなで取ったトライをみんなで喜びあうタグラグビーの良さ、スポーツの楽しさを、子どもたちは感じてくれたのではないかと思います。ナイストライ、ナイスタグでハイタッチ！　ミスをしても笑顔でハイタッチ！　スポーツを楽しんでいる子どもの姿がグラウンドいっぱいに広がっていました。 市浜小からはデンジャラスの他にクラッシャーズとドリームズの２チームが参加しました。決勝トーナメントで市浜小のチーム同士での対戦がありました。いつも一緒に練習をしている仲間ですが、試合となると真剣勝負で火花を散らしました。負けてしまって悔し涙を流している子どももいました。本気で勝負を挑んでいた証だと思います。見ているこちらも思わずもらい泣きをしそうになりました。 玖珠町の塚脇小ハネヤマーズは、全員４年生という編成でのチャレンジでした。指導してくださった先生の、「一つでも参加チームを増やして、大会がさらに盛り上がるように」という呼びかけに集まった子どもたちです。６年生チームの壁はさすがに厚かったのですが、熱のこもったプレーぶりは見事でした。 日田市大野小学校からは、ゴリラーズとモンキッキーズの２チームがエントリーしました。フリーパスを受けた選手が、まずは縦をついたりステップをきったりしながらディフェンスを攪乱（かくらん）し、そこに周りの選手がフォローするオーソドックスな戦術のチームです。チーム全員がその作戦を理解し、ひるまずに一途に前へと走る戦いぶりは賞賛に値すると思います。 九州ブロック大会には、昨年と同じ顔ぶれの市浜小デンジャラスと豊府ＴＲＦＣブラックボルトズの２チームが出場します。昨年、一昨年とあと一歩で全国大会切符を逃した大分県代表チームです。どちらも今年こそは！と意気込んでいます。県代表として堂々とした闘いぶりを期待したいと思います。 ブロック大会出場を逃したチームには、また来年新しい仲間を加えて、チャレンジしてほしいと思います。 極寒の一日となりましたが、熱心に指導をしてくださった先生方、応援をしてくださった保護者の方々、大会運営にご協力いただいたスタッフのみなさま、本当にありがとうございました。 優勝チーム 市浜小デンジャラス 準優勝チーム 豊府小ＴＲＦＣブラックボルトズ ＜参加チーム＞ １２チーム トライ・真玉、真玉小ファイヤーズ、塚脇小ハネヤマーズ、八幡小Ａ、八幡小Ｂ、アクアホップ雄城台、大野小ゴリラーズ、大野小モンキッキーズ、市浜小クラッシャーズ、市浜小ドリームズ、市浜小デンジャラス、豊府小ＴＲＦＣブラックボルトズ （2008.12.24） サイトのご利用について