春の訪れを思わせる様なポカポカ陽気の下、3月4日(土)・5日(日)の両日、ラグビーの聖地・秩父宮ラグビー場にて、北は北海道ブロック代表から南は沖縄ブロック代表までの計12チームが集まり、決勝大会が盛大に開催されました。
前週、雨の中激しいゲームが展開された「日本ラグビー選手権大会」決勝戦で荒らされた芝のグランド「つわものどもが夢の跡」ではありましたが、ラガー憧れのグランドで元気の良い小学生約120名による熱戦が展開され、また、スタンドからは保護者の皆様、関係者等の熱心な大声援が送られておりました。
4日のプール戦は、A・B・C・Dの4プールに分かれ、各プール3チームによる総当りのリーグ戦が行われ、翌5日のカップ・プレート・ボウルの各トーナメント戦への進出を懸けた戦いが繰り広げられました。
5日のトーナメント戦は、熱戦・激戦を勝ち抜き決勝大会の優勝を懸けたカップトーナメント戦へは、Aプール・汐入ホワイトベアーズ、Bプール・矢巾R・F・C、Cプール・花北ラガーズ、Dプール・佐世保市立清水小学校「タグの実」の4チームが進出し、決勝戦には前年度優勝チームの「汐入ホワイトベアーズ」と、「佐世保市立清水小学校・タグの実」の両チームが駒を進めました。
試合は、前半の失点を挽回しようと懸命に頑張ったタグの実でしたが、もう一歩の所で試合巧者、縦に縦に切れの良い素晴らしいスピードでフォローに入って来る、女の子を主力としたホワイトベアーズに追い付く事が出来ず、結果7対4で、全国約679チームの頂点に立ち・勝利の女神は、二年連続して南関東ブロック代表の「汐入ホワイトベアーズ」に微笑みました。
準優勝には「佐世保市立清水小学校・タグの実」が、第3位には「矢巾R・F・C」が、「花北ラガーズ」との取ったり取られたりの大接戦を制し、各々の栄冠を勝ち取りました。
プレートトーナメント戦では、優勝には「レッドアンドブラックス」、準優勝には「読谷ガッパイズ」、第3位は同点引き分けで、「ラグビー戦隊タグレンジャー」と「若葉台GLORY's」の両チームが、仲良く栄冠を勝ち取りました。
ボウルトーナメント戦では、優勝には「ふらの小へそタグズ」、準優勝には「北条スーパースターズ」、第3位は同点引き分けで、「山口市立阿知須小学校」と「井上トーダーズ」の両チームが、仲良く栄冠を勝ち取りました。
勝利した選手達の喜びの歓声と嬉し涙に加え、負けた選手達の悔し涙の姿が非常に印象に残り、また、観戦している者に強い感動を与えた決勝大会でした。
既に、汐入ホワイトベアーズの昨年優勝したメンバーから、女子日本ユースの代表チームのセレクションに合格し練習に参加している選手が出ている等、本選手権大会・サントリーカップを契機に、将来の日本ラグビーを支えると期待される、小さな芽が芽吹いて来ている事実を嬉しく思います。
|
|
<優 勝>
汐入ホワイトベア-ズ |
<準優勝>
佐世保市立清水小学校「タグの実」 |
|