平成17年12月11日(日)、東筑摩郡波田町総合体育館で、第2回サントリーカップ全国小学生タグラグビー選手権大会長野県予選が開催されました。
今年の参加チームは15チームで、昨年の8チームからほぼ倍増。しかもラグビースクールの生徒が一人もいない一般校からも4チームの参加があり、スクール母体のチームと一般校チームが初めて対戦する画期的な大会になりました。
なかでも一番話題となったのは、「北小谷KIDS8(きたおたりキッズエイト)」チーム。これは、新潟県境の北安曇郡小谷村の北小谷小学校のチームで、なんと全校児童8名全員で結成されたチームでした。
この大会は小学校4年生以上の大会ですが、北小谷小には最下級生として1人だけ3年生がいるので、その3年生も加えた全校児童8名で参加してくれました。
実は北小谷小はこの3月末で閉校となり、4月には村内他の小学校と統合されることが決まっています。その北小谷小は最後の思い出作りとしてこの1年間学校をあげてタグラグビーに取り組み、全員でこの大会に臨んでくれたのでした。
しかも日々の練習の成果と全校児童の抜群のチームワークで予選プールをみごとに通過し、決勝トーナメントに進出する大快挙を達成したのです。
結果的に決勝トーナメント初戦で破れてしまいましたが、ラグビースクール母体のチームとも互角の戦いを繰り広げ、運営スタッフも感動で目を赤く腫らして応援するほどの奮闘を見せてくれました。
時間の関係で閉会式には残ってもらえませんでしたが、会場に感動と爽快感を与えてくれたすばらしい北小谷KIDS8が、文句なしにこの大会のベストチームでした。
大会で優勝したのは「イガラ・タグゲッツA」チーム。これは飯田市伊賀良(いがら)地区を本拠地とする伊賀良ラグビースクールと伊賀良小学校の児童からなるチームです。伊賀良ラグビースクールは、ミニラグビーだけでなくタグラグビーも積極的に取り組んでいて、今大会はイガラA,Bの2チームが参加しましたが、両チームとも得点力やディフェンス力が他のチームを上回り、イガラチームどうしで優勝を争うことになりました。
優勝したイガラAチームは、予選プールから終始危なげなく試合を進め、中関東大会出場を決めました。
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<優 勝>
イガラ・タグゲッツA |
<準優勝>
イガラ・タグゲッツB |
<参加チーム数>
15チーム(イガラ・タグゲッツA、イガラ・タグゲッツB、上郷ハリケーンズ、松本ラグビークラブA、松本ラグビークラブB、松本ラグビークラブC、みさとA、みさとB、みさとC、丸山ラガーズ、上高地ジャパン、辰西64S、辰西PDT、辰西ファイターズ、北小谷KIDS8)
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